今回はアメリカの渡航に必要なESTA(Electronic System for Travel Authorization)の申請方法についてまとめてみました。
なお、ここで紹介させていただく内容は、私が実際に申請した2023年9月28日時点での情報になります。
あらかじめご了承ください。
国土安全保障省の公式Webサイト
ESTAを申請するには、アメリカの国土安全保障省の公式Webサイトより行います。
公式サイトは以下のURLから飛べます。
非公式Webサイトに注意
WebブラウザでESTAについて検索すると、いろいろなESTA申請のWebサイトが出てきます。
非公式の申請Webサイトでは、本来の申請料の21$に上乗せされて請求されたり、不正な請求がされる可能性があります。
私も実際に非公式のWebサイトからESTAを申請して、高い申請料を払ってしまったという知り合いから話を聞きました。
以下は「ESTA」検索すると一番上に出てくる非公式Webサイトの例です。
ESTA申請手順
上のリンクより、アメリカの国土安全保障省の公式WebサイトのESTA申請画面に飛ぶと、以下のような画面が見られます。
自由の女神の頭頂部の写真が目印です。
言語変更
右上から言語変更ができます。
多様な言語に変更できます。
今回は日本語に変更してこの先の手続きを進めていきます。
申請の新規作成
日本語に切り替わったことが確認出来たら、画面中央右側の青色の「新規に申請を作成する」をクリックします。
「新規に申請を作成する」をクリックすると、「個人による申請」と「グループによる申請」という選択肢が現れますが、今回は私の都合になってしまいますが、「個人による申請」で手順を進めていきます。
「個人による申請」をクリックすると、「セキュリティに関する通告」というウィンドウが出てきますので、軽く目を通した後に、右下の青いボタンの「確認して続行」をクリックします。
免責事項
前の画面の「セキュリティに関する通告」で「確認して続行」をクリックすると、以下の「免責事項」についての画面に移ります。
2つの項目についてそれぞれ同意する必要がありますので、軽く目を通した後に、「はい」と書かれている方のラジオボタンを選択して、右下の青色のボタンの「次へ」をクリックします。
申請者情報
前の画面の免責事項に同意し、次へ進むと、「申請者情報」という画面に移ります。
画面が推移した瞬間に、以下のように「旅券のアップロード」というウィンドウが現れます。
パスポートの渡航者の経歴ページ画像から自動で読み取って入力してくれる機能です。
ウィンドウ右下の「旅券をアップロード」をクリックします。
以下のファイルフォーマットでパスポートの渡航者の経歴ページ画像をアップロードします。
お使いのデバイスで直接パスポートを撮影する場合は「カメラから」、ストレージから画像ファイルを選択する場合は「ギャラリーから」をクリックする。
パスポートの経歴ページ画像をアップロードが終了すると、画像の自動認識が始まり、以下の画面のようにパスポートの情報が自動入力されますので、内容に間違いがないように確認します。
パスポートの入力情報が確認出来たら、市民権や国籍についての情報、メールアドレスを入力して画面右下の「次へ」をクリックします。
画面右下の「次へ」をクリックすると、入力された情報の最終確認ウィンドウが表示されますので、情報に間違いがなければ、「確認して続行」をクリックします。
最後にメールアドレスの認証ウィンドウが表示されます。
入力されたメールアドレスが正しいことが確認出来たら、ウィンドウ右下の「コードを送る」をクリックします。
「コードを送る」をクリックすると、コードを入力するためのフォームが出てきます。
メールで4桁の認証コードが送られてくるので、コードをペーストしたら、ウィンドウ右下の「コードを送信する」をクリックします。
以下の画像は実際に届いた認証のためのメールです。
4桁のコードが表示されているので、これをコピーして先ほどのフォームにペーストします。
個人情報
申請者情報を入力し、メールアドレスの認証が終了すると、「個人情報」の入力画面に移ります。
以下の画像を見ながら個人情報を入力していきます。
入力が終わったら、画面右下の「次へ」をクリックします。
渡航情報
「個人情報」の入力が終了して「次へ」をクリックすると「渡航情報」の画面へ移ります。
ここではアメリカの渡航先に関する情報を、下記の画像を元に入力していきます。
入力が終了したら、画面右下の「次へ」をクリックします。
適格性に関する質問
病歴や犯罪行為などの過去の経歴についての質問に答えていきます。
私の場合は全てが「いいえ」となる選択肢でした。
選択肢の入力が終了したら、画面下部の「申請内容に関する証明」という項目にあるチェックボックスにチェックを入れ、画面右下の「次へ」をクリックします。
申請内容の確認
「適格性に関する質問」を入力し、「次へ」をクリックすると「申請内容の確認」の画面に移ります。
今までに入力した情報が表示されます。
「申請者情報」「個人情報」「渡航情報」「適格性に関する情報」それぞれの入力内容が正しいことが確認出来たら、それぞれの項目に対し右下の緑色の「確認して続行」ボタンをクリックします。
全ての項目に対して「確認して続行」をクリックしたら画面右下の「次へ」ボタンをクリックします。
支払い
「申請内容の確認」の入力が終了し、「次へ」ボタンをクリックすると「支払い」画面に移ります。
ESAT申請のためには米ドルで21$支払う必要があります。
免責事項の欄のチェック欄にチェックを入れ、「今すぐ支払う」ボタンをクリックすることで支払い方法の選択画面に移ります。
また、「再編集」、「情報確認」をクリックすることで、今まで入力した情報の再編集や見直しが可能です。
支払い方法は以下の2通りになります。
希望する支払い方法のラジオボタンを選択し、下部の青色の「続行」ボタンをクリックします。
「続行」ボタンをクリックした後は、画面の指示に従い、情報を入力して支払いを完了させます。
支払い後の動き
ESTAの申請が通った場合は以下のような「ESTA Status Change」という件名のメールが届きます。
72時間以内に申請結果が出るといわれていますが、私の場合は翌日に申請が通り、以下のようなメールが届きました。
申請を保存して中断する
ESTA申請に必要な情報は多く、入力に予想以上の時間がかかってしまう場合は、一度中断したい場合が出てくるかもしれません。
ESTAは途中までの変更内容を保存し、後で途中から申請の続きを行うこともできますので、その方法について解説します。
申請番号通知メールの確認
まず、登録したメールを確認し、以下のような申請番号の通知メールが届いていることを確認します。
この申請番号申請は申請の再開には必須ではないのですが、申請の再開が楽になりますので、控えておきます。
逆に言えば、メールアドレス登録までは最低限済ませておくとよいです。
途中までの入力内容を保存
申請番号の通知メールが確認出来たら、申請画面左下の「保存して終了」ボタンをクリックし、途中までの入力内容を保存します。
申請の編集再開
途中までで保存した、ESTAの申請を再開する方法を解説します。
まずは、申請を開始するとき同様にアメリカの国土安全保障省の公式WebサイトのESTA申請画面のホームペ画面移動します。
画面中央右枠内の白色の「既存の申請を続行する」ボタンをクリックします。
「既存の申請を続行する」ボタンをクリックしたら「個人による申請」ボタンをクリックします。
「個人による申請」ボタンをクリックすると、以下のような「個人申請の検索」という画面に移ります。
申請を再開するには以下の情報が必要になります。
以上の情報を入力し終えたら、画面右下の「申請の検索」をクリックします。
「個人申請の検索」の画面で入力した情報が正しければ、以下の画面のように途中で中断した申請が表示されます。
編集を再開したい申請が記載されている行の右側にある「情報の更新」というリンクから、再び申請の入力画面に入ることが可能です。
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